スマホコーティングの商品やショップを見てみると、例えば、「硬度9H」と言う強度を示す表記があります。しかし、この数字が高ければ高い程、本当に強度が高いかと言えばそうでもありません。

この硬度とは、文字通りコーティングの硬さを表すもので、JIS規格でも定められています。しかし、そのコーティングがJIS規格を基準にしているとは限らず、信頼性(効果)が不透明のものも存在しています。

そこで今回は、スマホコーティングの強度の見方について詳しくご紹介します。スマホコーティング選びで重要なポイントになりますのでしっかり確認していきましょう。

スマホコーティングの種類

まず、スマホコーティングには次の4種類があります。

  • ガラスコーティング
  • フッ素、ケイ素コーティング
  • シリコン、樹脂コーティング
  • チタンコーティング

この中で最も強度の高いものはガラスコーティングになります。ガラスコーティングなら画面割れや傷を防ぐ効果がありますが、その他のコーティングにはスマホを保護するような強度は期待できません。

また、ガラスコーティングの強度を表すものとして「鉛筆硬度」というものがあります。ガラスコーティングのパッケージなどに「9H」などと表記されているものがそれに当たります。

では、この硬度「9H」とはどの程度の強度を持っているのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

スマホのガラスコーティングの硬度「9H」とは?

まず鉛筆硬度とは、鉛筆の芯の硬さを表したもので、JIS規格では6B~9Hまでが定められています。6Bが最も硬度が低く、9Hが最も硬度が高くなります。小学生の頃には「B」や「HB」といった鉛筆を使っていたと思いますが、その表記と同じです。あまり馴染みがないですが、H・2H・3H・・・・と数字が大きくなるほど鉛筆の芯が硬くなり、JIS規格においては、先ほどの9Hが最も硬いものになります。

スマホのガラスコーティングでよく見るのはこの「9H」ですが、これは9Hの鉛筆でひっかいても傷が付かないと言う意味です。

ガラスコーティングの強さ(強度)を確認するには、鉛筆硬度の数字が大きいほど強度があるということになります。

JIS規格では硬度9Hまで

「硬度○H」の「○」に当てはまる数字が大きいほどガラスコーティングの強度は高くなります。しかし、先ほどからお伝えしているように、JIS規格で定められてる鉛筆硬度は最大で9Hまでとなっています。

しかし、近年では硬度10H以上といった表記をしているガラスコーティングも販売されています。

10H以上のガラスコーティングには注意!

まずJIS規格とは、

日本産業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)。日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のこと

つまり、日本国内の基準になります。

このJIS規格において、ガラスコーティングの強度を示す「鉛筆硬度」は最大でも9Hまでしかありません。

では、なぜ「硬度10H」のようなガラスコーティングがあるのかと言えば、日本の規格ではない商品だったり、そもそもその表記に根拠がない粗悪品だったりする可能性があります。

さらに言えば、JIS規格の最高強度に該当する「硬度9H」のコーティングなら必ず安心というわけでもありません。「硬度9H」は一つの単位でしかなく、その製品がJIS規格を満たしているとは限らないからです。簡単に言えば、粗悪品である可能性もあるということです。

実際にガラスコーティングのレビューや口コミでは、硬度9Hと謳っていたのに簡単に傷がついてしまったという声もよく聞きます。

そのため、ガラスコーティングを選ぶ時には、信頼できる製品(強度を含め、客観的な効果に効果を示すものなど)を選ぶことが重要になります

「防弾」って本当?

また、ガラスコーティングの中に、防弾ガラスコーティングというがあります。しかし、実際には防弾技術を利用したものであったり、ガラスコーティングを数回繰り返し塗っただけのものである事が多く、本当に防弾ができるかといえば疑問が残ります。

やはり、「防弾」というインパクトの強い言葉だけで判断せず、そのコーティングが信頼できるものなのかをチェックするようにしましょう。

スマホ用ガラスコーティングの防傷効果をチェック!

ここまでガラスコーティングの強度についてお伝えしましたが、この強度によってどんな効果が得られるのかも確認していきましょう。

落下時の画面割れ防止

スマホは落としてしまうと簡単に画面が割れてしまうことがあります。これは、コンクリートなどの固い地面の凹凸が、スマホ画面に局所的な力を与えてしまうたためです。例えば、ガラスを手で押すだけでは簡単には割れませんが、キリなどのとがった物を突きつけると簡単に割れてしまいます。落下時のスマホの画面はこの様な状態となってしまいます。

しかし、ガラスコーティングを行うとコーティングそのものに強度があるため、画面割れを起こしにくくなります。

日常的な傷を防止

スマホをテーブルや机におくことがありますが、この時に細かな傷が付いてしまいます。一度置いただけではっきりとした傷が付く事はありませんが、繰り返す事で目に見えるような傷(スマホがくすんでくるなど)になってきます。

また、カメラなどが突起しているスマホは、テーブルなどに置いたときに接する場所がいつも同じなので、特に傷が付きやすいです。

しかし、ガラスコーティングを施工していれば、こうした日常的に繰り返される細かな傷も防ぐ事ができます。

スレ傷を防止

スマホ本体やスマホ画面は、ポケットやカバンに入れた際にスレ傷ができてしまいます。特に、近年のスマホは画面や背面にガラスを使用しているので、傷が付きやすくなっています。

しかし、ガラスコーティングを行うとスマホの表面にガラス層ができ、表面が固くなるので、この様なスレ傷を防ぐ事ができます。

砂埃などの傷防止

風の強い日に外でスマホを使うと砂埃が画面に付いてしまいます。あまり気にしない方も多いですが、そのまま拭いてしまうと砂の細かな粒子が画面を傷つけてしまいます。

例えば、天気の良い日にスマホを斜めから見ると、筋のようなものがキラキラと反射することがありますが、これは砂埃が原因です。

ガラスコーティングを行うと、この様な状況でも砂埃が付きにくくなりますし、拭いた際にも粒子が画面を傷つけることがありません。

スマホコーティングには傷消し効果もある!

スマホはほんの些細なことでも傷が付いてしまいます。そのため、コーティングはスマホを購入後、できる限り早く施工するのがおすすめです。

しかし、中にはある程度スマホを使用し、細かな傷が付いてしまった後にコーティングをしたいと思う方もいると思います。その様な場合でも、コーティングによってある程度の傷を消すことができます。

あまりにも極端な深い傷では消すことはできませんが、砂埃やスレ傷などの小さな傷には効果がありますので、スマホの傷に悩んでいる方も検討してみましょう。

スマホの傷予防はガラスコーティングの「強度」を慎重にチェック!

スマホコーティングで最も強度が高いのは「ガラスコーティング 」です。よく「硬度9H」などと表記されていますが、これが強度を表しています。

この数字が大きほど強度が高いのですが、日本の基準においては最大でも9Hまでです。これ以上のものは、日本の基準ではないか、粗悪品である可能性があります。

スマホにはガラスコーティングをおすすめしますが、製品選びが重要です。強度も含め、客観的に信頼できる効果があるのか確かめてから購入するようにしましょう。