スマホを日常的に使っていれば、どうしても細かな傷がついてしまいます。画面はもちろんですが、背面・側面もよく見ると細かな線が付いています。
実は、こうしたスマホの傷はコーティングで消すことができます。さらに、強度の強いコーティング剤を使用すれば、傷防止にもなりますので一石二鳥です。
今回は、そんなスマホコーティングの傷消し効果について詳しくご紹介していきますので確認していきましょう。
スマホコーティングには画面の傷消し効果もある!
スマホコーティングの傷消しの仕組み
冒頭でお伝えした通り、スマホコーティングをすればスマホの傷消しもできます。このスマホコーティング剤にはいくつかの種類がありますが、その中でもガラスコーティングがおすすめです。
ガラスコーティングを施工するとスマホ表面にガラス層が張られます。このガラス層によってスマホ表面の小さな凹凸が平らになります。この時、細かな傷も埋めて平らにしてくれるのが傷消し効果の仕組みです。
スマホコーティングで消せる傷
ただし、どんな傷でも消せるわけではないので注意してください。例えば、落下などで付いてしまった深い傷は消せません。スマホコーティングの傷消し効果が発揮できるのは、日常生活で付いてしまう細かな傷になります。
ガラスコーティングなら傷防止効果もある
また、ガラスコーティングを使えば、施工後の傷防止効果もあります。特に、強度の強いものを選べば日常使用による傷を大幅に軽減することができます。例えば、「硬度9H」という強さを保つガラスコーティングであれば、9Hの鉛筆でこすっても傷がつかない強さを持ちます。(9Hの鉛筆とは日本の規格で最も硬い鉛筆の芯のことです。)
また、画面割れを防ぐ効果や抗菌・抗ウイルス効果のあるタイプもありますので、購入時にチェックしてみてはいかがでしょうか。
その他のスマホの傷消し方法
今回は、スマホの傷消しにはコーティングがおすすめだとお伝えしてきました。傷を消す方法はコーティング以外にもあるのですが、それぞれ比較してみるとコーティングが一番簡単で効果的だということがわかります。
もしかしたら、まだコーティングに不安を感じている方がいるかもしれませんので、ここではコーティング以外の傷消し方法もご紹介していきます。コーティングと比較ながら検討してみてください。
液体コンパウンドを使用する
この方法は、コンパウンドと言う研磨剤が混ざった液体を使用して傷を消す方法です。作業手順は次のようになります。
- コンパウンドを布等につけ、傷部分にこすりつける
- 残ったコンパウンドを乾いた布で取る
メリット
コンパウンドで傷が消える仕組みとしては、傷のない場所を削ってしまうことで全体的に平しています。スマホコーティングが傷を埋めるのに対して、コンパウンドは逆に傷のない場所を削り取って見た目を均一にする方法です。
こうした特徴により、コンパウンドの方がコーティングよりも深い傷に対応できる可能性があります。
デメリット
一見すると傷消しにはコンパウンドが有効に思えますが、安易に手を出してしまうとかえって傷を増やしてしまったり、画面が曇ってしまうようなトラブルになりかねませんので注意してください。具体的には、以下のような注意点があります。
- 塗装が剥がれ、下地が出てしまう事がある
- 非防水スマホや防水機能が低下しているスマホに使用すると壊れてしまう事がある
- 荒いコンパウンドを使用すると、傷が増えてしまう事もある
- 傷が深いと、傷が消えるまでに時間が掛かる
- 傷消し後に再び傷が付いてしまう
まとめると、「傷消し」という点についてはコンパウンドの方が効果を発揮することがありますが、コンパウンドの種類や磨き方の強さなど、知識と技術が必要になります。また、傷は消えても傷を防止する効果はありません。
一方で、スマホコーティングなら特別な知識も技術も不要ですし、ガラスコーティングを選べば傷防止効果もありますので、DIYで傷消しするならコーティングの方が安全で効果的と言えます。
歯磨き粉を使用する
あまり知られていませんが、歯磨き粉には微量の研磨剤が含まれています。そのため、コンパウンドと同じ方法で傷消しができることがあります。
メリット
この方法の大きなメリットは、費用がかからないことです。また、どの家庭にもあるので、いつでも気軽に試すことができます。
デメリット
デメリットには次のようなものがあります。
- 含まれている研磨剤が少ないので時間が掛かる
- 歯磨き粉の種類によっては、傷が増えてしまう事もある
- 歯磨き粉を柔らかくするために水を使用するとスマホの故障の原因になる
- 施工後の清掃が面倒
まとめると、歯磨き粉にもコンパウンドのような研磨剤が入っているため、同じように傷消し効果があるとされますが、実際には思ったような効果は期待できないと考えていただく方がいいでしょう。
もし、スマホの傷が綺麗に消えてしまうような研磨剤が入っていたら、毎日自分の歯磨きのために使うなんて到底できるわけがありませんし、歯がボロボロに削られているはずです。
歯磨き粉を使った傷消しが紹介されていることがありますが、冗談半分に思っていた方がいいでしょう。
重曹を使用する
あまり知られていませんが、重曹でも傷を消す事ができます。
メリット
この方法のメリットは、傷の凹みを重曹が埋めることで傷を消すので、コーティングによる傷消しの原理と同じであることです。つまり、コンパウンドのように表面を削る必要がないので失敗するリスクも少なくなります。。
デメリット
反対にデメリットは、以下のようなものがあります。
- 傷消しの効果があまり長くない
- 水を使用するので、故障のリスクがある
- 歯磨き粉ほどでは無いが、作業後の清掃が大変
作業手順は、水少々と重曹を混ぜたものを傷にこすりつけるだけなので簡単です。しかし、重曹が傷の隙間を埋めているだけなので、効果は長続きしません。施工した時は綺麗に見えるかもしれませんが、すぐに戻ってしまうため、実質的には傷消しとは言えないでしょう。
耐水ペーパー(紙やすり)を使用する
これまでにご紹介した方法でも傷が消えない場合、耐水ペーパーを使用した傷消し方法があります。
耐水ペーパーとは、水につけながら使用する紙やすりです。通常の紙やすりとは違い、削りかすで傷をつけてしまう事が無いので綺麗に研磨できます。
メリット
耐水ペーパーを使用すると、これまで解説した方法より大きな傷を消せるメリットがあります。
デメリット
ただし、以下のデメリットもあります。
- 水を使用するのでスマホが故障する事もある
- コンパウンドも併用しなければならない
- とにかく手間が掛かる
スマホをヤスリで磨くことになりますので、万が一間違っていてもやり直しが効きません。また、今までスマホ以外のガラスなどを磨いたことがない方が、いきなり挑戦するのも技術が伴わずリスクが高くなりますので、おすすめできる方法とは言えません。
どうしても傷を消したい方は手順に気をつけて作業してみましょう。
- 耐水ペーパー(2000~3000)とスマホに水をつける
- 傷部分を均等に傷が無くなるまで削る
- 水を拭き取りコンパウンドで磨く
- コンパウンドの番手を少しずつ上げていく
- 10,000番程度まで番手をあげ、傷が綺麗になったら汚れを落とし作業完了
油を使用する
スマホの傷を手軽に消す方法として、油を使用する方法もあります。使用する油は家にあるサラダ油でも良いため、いつでも手軽に傷消しをする事ができます。また、作業手順も簡単で、油を傷部分につけて拭くだけです。
しかし、油で傷の隙間を埋めているだけですので長期的な効果はありません。こちらも紹介されていることがありますが、実質的には傷消しとは言えません。
このように、スマホコーティング以外にも傷消し方法はありますが、スマホコーティングと比べると施工技術が必要だったり、失敗のリスクが高くなってしまいます。
それと比べてスマホコーティングなら誰でも簡単に施工することができますので、ご自分で傷消しするには最適だと言えます。
スマホの悩みは傷消し・防傷効果のあるガラスコーティングがおすすめ!
今回ご紹介したように、スマホの傷消しにはスマホコーティングがおすすめです。市販品でも満足な効果が得られますし、自分でも簡単に施工することができます。
ただし、コーティング剤の中には粗悪品があるのも事実です。コーティング剤選びで失敗してしまうと満足な効果が得られなくなってしまいますので注意しましょう。