大切なスマホを守る「ガラスコーティング」には、傷や画面の割れを防ぐだけでなく、除菌効果などもあります。

このガラスコーティングは自分でも施工することができ、専用の液剤を薄く塗って皮膜(防護膜)を作ることでスマホを守ります。スマホによく使われている保護フィルムとは見た目にも異なり、素人には施工の有無がわからない(スマホのデザインを損ねない)ほどです。

ただ、あまりにも簡単に施工できてしまうため、その効果に不安を感じる方がいるかもしれません。

そこで今回は、スマホのガラスコーティングの効果について詳しくご紹介していこうと思います。ガラスコーティング にしようか、保護フィルムやスマホケースにしようか迷っている方は、まずはこちらの記事をチェックしてみましょう。

スマホのガラスコーティングは「効果なし」のレビューがあるけど大丈夫?

スマホのコーティングに関するレビューを見ると、「効果が無い」と言ったレビューを見かけます。この様なレビューが多い理由は、

  • コーティング剤が粗悪品だった
  • 施工方法が悪かった

この2つがあります。つまり、間違った製品選び・施工方法のせいでコーティング本来の効果を発揮できなかったということです。

反対に、信頼できる製品(効果が証明されている製品)を選び、正しく施工する事でコーティングは充分に効果を発揮することができます。

また、スマホのコーティング剤はフッ素やケイ素、ガラス等いくつかの種類があり、それぞれに特徴がありますが、一番のおすすめはガラスコーティングとなります。他のコーティング剤と異なり、耐久性にもすぐれ効果を実感しやすいためです。

また、コーティングといえば、「スマホの傷を防ぐもの」と思われがちですが、実はそれ以外にも様々な効果があります。次項で詳しくご紹介していきますので、ぜひこのまま読み進めてください。

スマホ用ガラスコーティング10の効果

スマホ用のガラスコーティングには10種類の効果がありますので詳しく確認していきましょう。

傷を防ぐ

汚れやホコリなどがついたままスマホを操作したり、ポケットやカバンに入れていても画面がむき出しなため、小さな傷がついてしまいます。新品のスマホでもすぐに傷がついてがっかりした経験がある方もいるのではないでしょうか。

そんな時にガラスコーティングをしておけば傷を防ぐことができるので安心です。また、ガラスコーティングが画面だけではなく、スマホの背面や側面にも施工できるものがありますので、スマホ全体を傷から守ることができます。

画面(ディスプレイ)の割れ防止

ガラスコーティングは、スマホ画面の表面をコーティングする(覆う)ため、通常よりも画面の強度が上がり、画面割れを防ぐ事が出来ます。

よく使用されているスマホ用保護フィルムもありますが、これは画面の反応が悪くなったりデザインを損ねたりしてしまいます。しかし、ガラスコーティングであればこの様なデメリットもなくなります。

また、画面割れや傷を防ぐ効果は、ガラスコーティング意外(フッ素コーティングなど)では効果は期待できないので注意してください。

抗菌・抗ウイルス対策

スマホの画面は非常に汚れやすく、雑菌やウイルスも溜まりやすいため、トイレの便器よりも汚いと言われています。食事中にスマホを操作している方もいると思いますが、スマホがどれほど汚れているか知ってしまうと気分が悪くなりそうです。

そんなスマホですが、コーティングによる抗菌・抗ウイルス対策がおすすめです。例えば、コーティング剤に有機物を分解する酸化チタンなどを含むものがあり、これが雑菌やウイルスからあなたの健康も守ってくれる効果を発揮します。

また、保護フィルムのように画面とフィルムの段差ができ無いため、汚れが溜まることもなくスマホを清潔に保つことが出来ます。

防汚・指紋低減

スマホの画面は一見平らに見えますが、実際には細かな凹凸があり、そこに汚れや指紋などの皮脂が溜まってしまいます。

そんなスマホの画面にコーティングをすれば、細かな凹凸を平らにする事が出来るので、汚れや皮脂が付きにくくなります。

また、スマホの指紋汚れはなかなか落ちにくく、何度も拭き直さなくてはいけない事がありますが、コーティングすることによって簡単に汚れを落とすこともできるようになります。

指滑りの改善

スマホの指滑りが悪いと操作がしづらくイライラしてしまうこともあります。例えば、ゲーム操作に影響してしまうこともあるでしょう。

こうした指滑りの問題もガラスコーティングが解決してくれます。実際にガラスコーティングを施工したスマホを使うと驚くほど操作スピードがあっがたという実験結果もあるほどです。

ブルーライトカット

スマホやパソコンからは、ブルーライトと呼ばれるホルモンバランスに悪影響を及ぼす光が出ています。例えば、夜間にスマホを見過ぎたりをすると、ホルモンバランスが崩れてしまい、睡眠の質が落ちたり不眠症の原因となったりすることもあります。

スマホコーティングには、このブルーライトをカットできるものもありますので、使用頻度の多い方にもおすすめです。

アンチグレア

スマホを使用していると、指紋が付いてしまったり、画面に光が反射して見づらくなってしまうことがあります。この様な事を防ぐため、画面の光沢をなくし表面をさらさらにした物がアンチグレアタイプの保護フィルムやコーティングです。

画面のつやが無くなってしまうため好き嫌いは分かれますが、指紋が付いたり光が反射するのが嫌いな方にはおすすめです。

ただし、アンチグレアタイプのコーティング剤は取り扱っている店舗が少ないのが難点です。

電磁波カット

「電磁波」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、電化製品などから発生していて、体に悪影響を及ぼすとされています。例えば、疲労感や集中力欠如、吐き気やめまいなどが挙げられます。また、国際がん研究機関でも発がん性があるかもしれないと発表されていますので、なるべく電磁波を受けない方が安心です。

実はスマホもこの電磁波を発しているのですが、ガラスコーティングによって電磁波をカットすることができるものがあります。

ピンボケ・曇り軽減(レンズコーティング)

スマホで撮った写真がピンボケしたり、曇ってしまうことがありますが、これらはカメラレンズの汚れや傷が原因となっていることが多くあります。また、もともとスマホのカメラレンズには傷防止用のコーティングがされていることがありますが、このコーティングは剥がれてしまい、写真が綺麗に写らなくなっていることがあります。

こうしたスマホカメラのトラブルもガラスコーティングによって防止することができます。傷や汚れを防ぐ効果はすでにお伝えした通りですが、剥がれてしまったコーティングの補修にも役立ちます。

傷消し

繰り返しになりますが、ガラスコーティングはスマホ画面の表面の凹凸を平らにします。その為、細かな傷であればコーティングで消すことが出来ます。

酷く傷ついてしまったものだと修復が難しいこともありますが、新品のスマホでなくてもガラスコーティングの効果を実感することができます。

保護フィルムやスマホケースとガラスコーティングの違い

ここまでガラスコーティングの効果をお伝えしてきましたが、保護フィルムにしようか迷われている方も多いと思いますので、両者の違いをご紹介してきます。

ガラスコーティングする3つのメリット

スマホケースが不要

ガラスコーティングは表面に薄いガラス層を作るので強度が上がるため、スマホケースを使用しなくとも画面割れや傷を防ぐことが出来ます。また、コーティングは画面以外にも全体に施工することができますので、スマホケースがなくてもボディの傷も防ぐことができます。

スマホは機能だけで無くデザインもよいものが多いので、ケースを使用したくない方も多いと思いますが、そんな方にはコーティングが最適です。

スマホの操作性が変わらない

スマホ画面の保護フィルムですが、厚く出来ているためスマホの画面が反応しづらくなってしまったり、指滑りが変わってしまい操作しづらくなってしまうことがあります。

一方で、スマホコーティングなら操作性を悪くするどころか、指滑りもよくなり操作性がUPします。スマホの操作性やさわり心地を重視したい方にはコーティングがおすすめです。

保護フィルムよりも費用対効果が高い

スマホコーティングは保護フィルムよりも多くの効果があります。また、コーティングは自分で行えば1,500~2,500円なので、保護フィルムと変わらない価格で施工する事ができます。そのため、費用対効果に優れています。

施工が簡単

スマホコーティングは施工が難しいと思われるかもしれませんが、初めての方でも簡単にできるようになっています。

また、保護フィルムを貼り付ける場合、位置がなかなか決まらなかったり、気泡が抜けず格好悪くなってしまうことがよくありますが、コーティングならスマホのデザインを損ねず綺麗に施工できます。今まで保護フィルムで失敗した方にもコーティングはおすすめです。

ガラスコーティングのデメリット

スマホコーティングには多くのメリットがありますが、一つだけデメリットがあります。それは、一度コーティングをすると剥がすことが難しい事です。

保護フィルムは間違っても張り直せるものもありますが、コーティングの場合にはそうはいきません。そのため、粗悪品をつかんでしまうと非常に後悔してしまいます。

しかし、見方を変えると、ガラスコーティングは簡単に剥がれない耐久性があると言い換えることができます。つまり、正しい商品選びができれば大切なスマホを長期的に守ることができるということです。

おすすめのスマホ用ガラスコーティング

次世代スマホコーティング スマホまもる君 硬度9H

ここまでスマホコーティングの効果について詳しくご紹介してきましたが、どの種類を選べばいいか迷ったらこちらの「次世代スマホコーティング スマホまもる君 硬度9H」がおすすめです。

この商品は2,000円と少々高めですが、使用者も多く評価も高いものが多い商品です。また、内容量も他製品と比べ多くなっていますので、1台だけで無く複数のスマホに施工する事が出来ます

スマホコーティングに関するQ&A

ここまででご紹介しきれなかったスマホコーティングの詳細についてQ&Aにまとめていますので、こちらもコーティング選びの参考にしてください。

スマホコーティングにはどんな種類がある?

スマホコーティングには、次の4種類があります。

  • ガラスコーティング
  • フッ素、ケイ素コーティング
  • シリコン、樹脂コーティング
  • チタンコーティング

それぞれに特徴がありますが、どのコーティングにしようか迷われている方は、今回ご紹介してきた効果も耐久性も優れているガラスコーティングがおすすめです。

スマホコーティングの料金の目安は?

スマホコーティングの料金相場は以下のようになります。

  • DIYで行う場合は1,500~2,500円
  • お店に頼む場合は3,000~6,500円

スマホコーティングを行う店舗も増えていますが、割高に感じるのではないでしょうか。

今回お伝えいているようなガラスコーティングは、DIYでも思いの外、簡単に施工することができますし効果も発揮できます。費用も抑えることができますのでDIYに挑戦してみるのがおすすめです。

スマホに車用コーティングを使っても良い?

車用のガラスコーティングをスマホに施工するのはおすすめできません。なぜなら、次のような理由があるからです。

  • スマホ用に開発されていないため、効果が不透明
  • 車用のガラスコーティングは高価
  • ブルーライトカットや抗菌などの効果が無い

実験的に車用のガラスコーティングを使ってみるのもいいかもしれませんが、スマホ自体も高価なものですので、安心できるスマホ用のガラスコーティングを使ったほうがいいのではないでしょうか。

スマホコーティングはスマホ全体(背面や側面)にも施工できる?

スマホコーティングは、画面だけでなく背面や側面にも施工する事が出来ます。ただし、お店で背面までコーティングすると料金高く5,000~6,500円程掛かってしまいます。DIYで行った場合は、1,500~2,500円で済ませる事が出来ますので、スマホ全体に施工したい場合はDIYでのコーティングがおすすめです。

スマホコーティングの施工時間は?

スマホコーティングの施工時間は15~30分程度ですので忙しい方でもすぐに簡単に施工する事が出来ます。

ただし、コーティング施工後、表面が完全に硬化するまで1週間ほど時間が掛かりますので、施工直後は落下させたり傷付けるようなことがないように注意してください。

コーティングしたスマホは下取りに影響する?

スマホコーティングそのものは下取りには影響しません。ただし、スマホは傷が無く、綺麗な状態であればあるほど下取り価格が高くなりますので、コーティングをする事で、結果的に下取り価格が上がる場合もあります。

反対に粗悪品のコーティングを使用してしまうと、下取り価格も下がってしまう可能性がありますので、商品選びが重要になります。

スマホを守るならガラスコーティングは効果的!

今回ご紹介した様に、ガラスコーティングには大切なスマホを守る様々な効果があります。効果がないと言われることもありますが、信頼できる商品を選び、正しく施工すれば効果を実感することができます。

スマホの保護フィルムと比べると、自分で施工するのは難しそうに感じてしまいますが、説明書を読めば誰でも簡単に施工できる商品もあります。

価格的にも大きな違いもありませんので、保護フィルムよりも多くの効果が期待できて、スマホのデザインを崩すこともないガラスコーティングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。